こんにちは、旅するインキュベーター青林です。
このブログでは、起業と事業立ち上げを行ってわかった7年間のノウハウを紹介していきます。
今回の話は
『プロダクトリリース後の9つの初期ユーザー獲得方法』
について紹介します。
プロダクトリリース後にサービスを使ってくれるユーザーを手当り次第探すと思います。
その際に、初期ユーザー獲得に役立つ方向性について共有したいと思います。
もくじ
1.起業家ブログ
サービス立ち上げは、誰のどんな課題をどのように解決するかが大切です。
新規事業やプロダクト作りで大切な誰の何をどのように解決するかを考えるその課題を抱える対象の人に対して、起業家(事業立ち上げ者)本人が想いのブログを書きます。
この文章からすべてがはじまると思っています。
事業のことばかり考えていた期間に言語化された内なる言葉をオンライン上に記していきましょう。この後の5や6の動画や音声配信にも繋がりますが、2021年からは文章だけではなく、多メディアで起業家・事業家の想いがユーザーの目に耳に入ってくる時代になってきていると思います。
2.オンラインでユーザーに会う
初期ユーザー獲得は泥臭く、”スケールしないことをしよう”とよく言われます。
初期プロダクトは事業家の仮説を1人1人のユーザーの声を聞き改善していくステージでもあります。
課題を抱えるユーザーが存在しているコミュニティーに参加してサービスの紹介をし、サービスを使ってくれたら地道にユーザーヒアリングを依頼をしよう。
以下はいくつかのコミュニティーです。私は起業当時、地道にSNS内でコミュニティーで課題を抱えていそうな個人を探してアプローチしていました。
- mixiコミュニティー
- Facebookグループ
- LINEグループ
3.友人を招待する
知り合いの友人をサービスに招待したり、友人に友人を紹介してもらいます。
この時、課題を抱えるユーザーではない人を招待しないように注意しましょう。
4.PR配信をする
PR配信の活用は認知を獲得する意味でもとても大切です。
無料で配信できるPRサービスからPR TIMESのような有料サービスまで複数存在します。
PR TIMESは会社設立から24ヶ月以内なら2年間毎月1回無料でPRを配信できます。(一般は税抜3万円/本)大企業の子会社でなければぜひ活用してください。
PR記事作成で私は類似になりそうな記事を検索して見つけ、参考にしながら作成していました。
無料のPR配信メディアを見つけたら、切り口を考えて毎週PRを配信することがオススメです!
5.動画配信をする
YouTubeの一般化により動画配信はメジャーになりました。サービスの概要や事業への想いなど動画で配信するとサービス利用者へ想いが届きやすくなると思います。
私が起業していた2012年当時は動画や音声メディアはなかったので、今だったら活用していたのかと思います。
6.音声配信をする
動画メディアよりも配信が容易な音声メディアでの配信も2021年以降注目です。
Voicyやstand.fmなどのプラットフォーム上での配信を行うか、Anchorを活用してApple PodcastsやSpotifyなどの複数プラットフォームに配信することも可能です。
サービスの立ち上げから現状の経過などショート音声を毎日配信すると、新しいメディアプラットフォームを活用したユーザー獲得ができるのでとても注目しています。
7.インフルエンサー活用
インフルエンサーの協力を得ることは、これからのユーザー獲得でのドライブ剤になりそうです。
自分の事業ドメインに合致するインフルエンサーを探し、
- 予算があれば:タイアップ広告で体験動画の作成を行う
- 予算がなければ:twitter/Instagramなどでフォローし、インフルエンサーのためになるサービスと認知してもらう
上記が行えれば初期のユーザー獲得がスムーズに進みます。
- 多様なユーザーが流入してくる
- プロダクトの仕上がりが悪いとレビューが荒れる
- 計測数値にノイズが増える
デメリットも考慮して、なるべくならお金をかけずにスケールしないことを行っていきましょう。
8.オフラインでユーザーに会う
直接ユーザーに会おう。コロナ中で現状は難易度は上がっていますが、直接ユーザーに会うことで得られる改善要望は大きいです。
ユーザーの声で理解できる改善内容から、ユーザーの動作や間でわかる離脱ポイントなど発見は大きいです。
ビジネス向けサービスならビジネス版マッチングサービスYentaなどを活用して無料でユーザーを探して会うこともできます。
9.コミュニティ構築
Facebookグループなどで課題を抱えるターゲットを招待し、コミュニティーを作っていく方法です。
事例としてけんすうさんがやっているマンガ好きのコミュニティー”アル開発室”では
アル開発室は、「アル」を通じて「マンガに関わるプロジェクト」に参加できるコミュニティです。「アル」が成長や失敗をしながら「物語を転がす」様子を読みものコンテンツとしてお楽しみいただけます。
アル株式会社
のようなコミュニティーを運営しています。
一般にサービスをオープンにする前からコミュニティーを作って、閉じたコミュニティー内でサービスの仮説検証を行い、一定の品質が保ててから一般にオープンにしています。
コミュニティー参加者は自分の課題が解決され、自分の意見が詰まったサービスが世の中に出る体験を通してサービスを広げる共犯者になれます。
海外の初期ユーザー獲得の事例に下記もどうぞ。
参考 人気C向けアプリがいかにして初期ユーザー1,000人を獲得したか?Off Topic