こんにちは、インキュベーター青林です。
今回は
『ユーザーインタビューの具体的な質問例17個』
を紹介していきます。
創業からアーリーステージまでに、
- アイデア段階
- プロトタイプ段階(MVP)
- プロダクト検証段階(PMF)
の3つのステージがある。
それぞれにおいて参考になる質問事項をまとめました。
質問の背景もあるので活用してみてください。
ステージ別の質問事項を知る背景
- ステージ別に明らかにするべき目的を知るため
- ユーザーの解像度を高めるため
- 初期のターゲットユーザーを把握するため
もくじ
①アイデア段階:ユーザーの生活や仕事を知る8個の質問
- 業務フローについて教えてください
- 業務フローの中で一番の課題は何ですか
- 業務フローの一番の課題で、直近直面したときのことを教えてください
- 一番の課題を解決するためにしたことはありますか
- 現状の解決策で気に入らない点はありますか
- 業務フローのXxxxはどのくらいの頻度発生しますか
- 業務フローのXxxxはどのくらいの費用が発生していますか
- 業務フローのXxxxの改善にいくら払いますか
アイデアの段階で大事なことは、自分のアイデアを伝えることではなく、ユーザーの生活や仕事を知ることです。
ユーザーを知る=生活・業務の解像度を上げることが事業の成功に近づきます。
②プロトタイプ段階:日常や業務にサービスが入り込めるか知る5個の質問
- 業務フローについて教えてください
- 業務フローの中で一番の課題は何ですか
- 業務フローの中でXxxx(プロトタイプ)は業務にはいりますか
- Xxxxを利用することで工数を削減できそうですか
- 業務が楽になる実感を持てそうですか
アイデア段階でユーザーを知れたら、プロダクトがユーザーの日常・業務の一部になりそうか確認します。
③プロダクト検証段階:サービスがユーザーの生活や業務に入り込んでいるか知る1個の質問
- 利用してもらっているサービスがなくなったらとても残念に思いますか
1. とても残念である
2. まあまあ残念である
3. 残念ではない (あまり便利ではなかった)
4. もうこのプロダクトを使っていない
の4つの回答から選択してもらい、1が40%以上なら日常や業務にサービスが入り込んでいると言われる。
ファイル管理サービスのDropboxの初期グロース担当のSean Ellisが考案したことからSean Ellisテストと言われている。
④プロダクト検証段階:本音を引きだす質問
- このサービスはどこで失敗しそうですか?
- サービスを友達にオススメしますか?する or しない場合、一番の理由はなんですか?
- サービスを1〜10で点をつけてください。10点にするには何をすれば良いですか?
最後に
ステージ別の質問事項を知る背景
- ステージ別に明らかにするべき目的を知るため
- ユーザーの解像度を高めるため
- 初期のターゲットユーザーを把握するため
企業向け(toB)サービスのユーザーインタビューは、どの部門でどの役職の誰にするかで回答は変わってくる。
サービスを提供する人を決めることが大事なように、ユーザーインタビューの回答もどの部署視点からの回答なのか気にかけ、プロダクトに活かすか、無視するか意思決定するようにしよう。
今回のユーザーインタビューの14個の質問はスプレッドシートを読者向けに開放します。
新規事業やスタートアップのPMF達成に向けて活用してください。