こんにちは、インキュベーター青林です。
このブログでは、起業と事業立ち上げを行ってわかった7年間のノウハウを紹介していきます。
今回の話は
『継続率(リテンション)』
について紹介します。
継続率とは
ユーザーがサービス使いはじめて、継続して利用してくれているか測るための指標です。インタビューで利用すると言ってくれたユーザーが本当に使ってくれるのか?
1度の利用ではなく、継続して利用してくれるのか?
PMFをはかるための基本として継続率(リテンション)を見ていきます。
継続率を知る目的
- プロダクトがユーザーに継続的に利用されているか知るため
- 無駄な広告費の消化を防ぐため
- 継続率が落ちる理由を特定し改善に活かすため
ここで、継続率が担保されていないのに、広告費を投下してグロースを試みることは、穴の空いたバケツに水を入れ続ける行為なので注意しましょう。
また、toC、toB向けのビジネスモデルによって継続率の測る期間が変わってきます。
- toC:1日後、7日後、30日後の継続率を見る
- toB:解約率(チャーンレート)を見る
もくじ
継続利用率のグラフから傾向を把握する
2週目で40%のユーザーが離脱し、4週目からはなだらかに下降しているのがわかります。
継続率、解約率の表から課題の仮説を作る
- 2020/1の新規ユーザーは2ヶ月目で継続率が40%落ちたが、2020/2から行ったターゲットの変更により、2ヶ月目の継続率が23%改善した
- 2020/5に実装したXxxx機能により、2ヶ月目の継続率が95%まで改善
など表にすることで、時系列で何を行った結果、継続率にどのような影響があったのか読み取ることができるようになります。
継続率の裏返しが、離脱率や解約率につながります。
新規ユーザー数の記入欄は、
- サービスアクセスタイミング
- 新規アカウント登録タイミング
- ユーザーの課金タイミング
でそれぞれ意味合いが変わってきます。
課金に近くなるほどサービスとしての実態を把握しやすくなってくるので、どのタイミングでの数値なのか気にするようにしましょう。
課題の仮説から対策を考え実行する
初月の継続率のみしか見えないときは、2ヶ月目で40%離脱の事実から
- ターゲットにサービスのメイン機能が理解されていない(課題が解決されていない)
- 課題解決に十分な機能が備わっていない
- 選択できる選択肢が少ない
- 初回利用から2回目利用の動機作りができていない
可能性が高いので改善を進めましょう。
最後に
継続率を知る目的
- プロダクトがユーザーに継続的に利用されているか知るため
- 無駄な広告費の消化を防ぐため
- 継続率が落ちる理由を特定し改善に活かすため
今回の継続率(リテンション)の考察で利用したスプレッドシートを読者向けに開放します。
新規事業やスタートアップのPMF達成に向けて活用してください。
Newmix運営者が新規事業やスタートアップで活用できるテンプレシートを今後も共有していきます!