こんにちは、旅するインキュベーター青林です。
このブログでは、起業と事業立ち上げを行ってわかった7年間のノウハウを紹介していきます。
今回の話は
『新規事業担当者のアサイン基準』
について紹介します。
- テーマを出して社内公募する
- アウトプットの質が低くても課題を自分ごと化している人を選ぶ
- キャリアのために応募してくる人は注意する
新規事業担当者を決める際にどんな基準で選別していますか?
営業で好成績を残した社員がいいか?
意思決定の決裁権がある役員クラスがいいか?
迷われると思います。
結論は熱量の高い人を新規事業担当者に選ぶといいと思います。
もくじ
テーマを出して社内公募する
まずは新規事業のテーマ(領域)を決めて、社内公募でアイデアを募ります。
例えば、音声領域での新規事業アイデア募集などをはじめます。
その際に、申請フォームはある程度の品質を保てるようにフォーマットを運営側で作ってしまいます。
ここで大切なことは、音声領域で課題を感じている熱量の高いを選出するためです。
応募内容のクオリティーが低くても課題を自分ごと化している人を選ぶ
熱量が高いのに申請内容に抜け漏れが多く選ばれないケースは見受けられます。
新規事業は長期戦です。最低でも3年、長いと10年以上になります。
熱量の高い人は課題を自分ごと化しているので、自分の能力不足のために課題が解決できない、プロダクトの質が低いことに憤りを感じるはずです。
そういった背景から成長角度が高くなり、1年後には挑戦しなかった同期に比べて得られる知識から経験が多くなります。
課題を自分ごと化している人の特徴に、なぜ自分はそのテーマを選択したのかを説明できるストーリーがあります。
ストーリーがあると、ユーザーを惹きつけ、またチームメンバーも集めます。
キャリアのために応募してくる人は成功が難しい
新規事業を成功させて自分のキャリアをよくしたいというモチベーションの人は長続きしません。
新規事業は足を使って課題をかかるユーザーとの長期的なコミュニケーションが必要になり、思い通りにいかないことばかりです。
そんな時、キャリアのために挑戦している人は、うまく進まない事業で他の青い芝を見て転職を考えてしまいます。新規事業担当者というポジションを武器に他の会社へステップアップしていきます。
最後に
- テーマを出して社内公募する
- アウトプットの質が低くても課題を自分ごと化している人を選ぶ
- キャリアのために応募してくる人は注意する
新規事業担当者は熱量の高い人をアサインしよう!
- 課題を自分ごと化しているので長期で戦える
- 能力不足を自分ごと化して、成長角度が高い
他部署への社内調整などつまずくことは多い
上司や役員・取締役のサポートを得よう
新規事業はプロダクトをリリースしてから得られるユーザーの反応や見るべき数値からの改善施策など学びが多いです。
ペラページを作成できるサービスなどを活用し、狭い範囲で世の中に出してみて反応を見ることもオススメです。