PMF達成を判断するための8個の指標となるKPI

今回は

『プロダクトマーケットフィット(PMF)したと判断できるKPI』

について紹介します。

プロダクトマーケットフィット(PMF)とは
プロダクト(製品やサービス)がマーケット(市場)にフィット(適合)しているという意味です。
KPIとは
KPI = Key Performance Indicators。サービスの現状をあらわす大事な数字です。

USのトップティアVC a16zのパートナーで元Uberのグロース担当をしていたアンドリューチェンによる2019年10月の投稿です。

PMFしたと判断できる8個の指標
  1. コホート曲線が平らになる
  2. アクティブユーザー率25%より大きい
  3. バイラル係数0.5より大きい
  4. DAU/MAUが50%より大きい
  5. Day1,7,30の利用回数が60回、30回、15回より大きい
  6. 60%以上のユーザーをオーガニック獲得
  7. 【サブスクリプション】年間の維持課金率が65%より大きい
  8. トップラインの年間成長率が4倍を超える

※数値として追えるものを8個抜粋

上記の8つの指標から1つでも満たしていたらPMFを達成していると言えるのではないかとのことです。

1.継続率:サービスは使われているか

コホート曲線

①、②、④、⑤はサービスを利用開始したユーザーが、サービスにハマって利用し続けてくれているかを指標であらわしています。

“コホート曲線が平らになる”とは継続利用ユーザーがどこかのタイミングで離脱せずに使い続けてくれる状態になります。

【シート有】PMF達成のための指標②:継続率 【シート有】PMF達成のための指標③:ユーザーのアクティブ率

2.流入:ユーザーは自然に増えているか

バイラル係数別のグラフ

③、⑥はユーザーが口コミや検索経由などで自然に増えているかを確認する指標です。

バイラル係数が0.5とは、サービスを利用したユーザーの半分が友人を招待してくれる状態になります。

バイラル係数って何? 【シート有】PMF達成のための指標①:口コミを生むバイラル係数

3.課金:売上は伸びているか

⑦、⑧は売上は伸びているかを確認する指標です。

⑦は継続課金期間で、⑧は年間の売上の成長率についてです。

最後に

PMFしたと判断できる8個の指標
  1. コホート曲線が平らになる
  2. アクティブユーザー率25%より大きい
  3. バイラル係数0.5より大きい
  4. DAU/MAUが50%より大きい
  5. Day1,7,30の利用回数が60回、30回、15回より大きい
  6. 60%以上のユーザーをオーガニック獲得
  7. 【サブスクリプション】年間の維持課金率が65%より大きい
  8. トップラインの年間成長率が4倍を超える

PMF達成のための、流入獲得、継続率、課金の3つのタイミングでPMFをはかる指標でした。PMF達成したかどうか勘どころでわからないことが多いので参考にしてみてください!

8つの指標の中で、③、⑥が達成していても、継続率が低いサービスや課金継続率が低いサービスはPMFしていると断定することは難しいですが、③、⑥を満たす時点でユーザー満足度が高くなるため、継続率や課金継続率も上がると思われます。

また、対象ユーザーが変化することで提供する価値も変わり常にPMFのやり直しが発生してきます。