こんにちは、旅するインキュベーター青林です。
今日は新規事業立ち上げで一番と言っていいほど大切な
『誰の、何を、どのように解決するか』
についてお話します。
初期のアイデア出しで
- このアイデアで利用してもらえるのか
- アイデアはあるけれど、どのくらいの人数が使ってくれるのか
など悩むと思います。
アイデアを出す流れとして
- 目の前の困っている友人・家族の課題を解決する
- 1の課題が多くの人の課題か確かめる
という流れがオススメです。
もくじ
目の前の困っている友人・家族を思い浮かべて考える
実際、私たちが起業したときは、東京の有名美容室に地元福岡から上京してきた友人Yくんの課題を解決しました。
美容業界は就職後、見習いからスタイリストになるためには、平均3年かけて人の髪を100人(カットモデル)切る練習が課せられます。
その100人のカットモデルを見つけるには、友人や家族に協力してもらうか、路上で声をかけて髪を切らせてもらうように依頼をします。
上京して都内に友人や家族がいないYくんは必然的にモデル探しの方法は決まってくる。
美容師という夢を追いかけて上京した先での試練。
そんな課題をかかえるYくんの悩みをどのように解決するといいだろうか。
ここまで具体的に情景が浮かんでくると、誰の何をどのように解決するかを考えることは実行しやすくなります。
【新規事業の実践論】新規事業が思いつかない!新人新規事業担当者におすすめのアイデアの考え方まずは1,000人の課題よりも一人の課題に寄り添う
たった一人の課題解決だとビジネスになるのか、規模が大きくなるのかとはじめは不安になります。多くの人の課題を探したくなります。
ですが、まずは1,000人好かれるサービスよりも、1人に愛されるサービスを探しましょう。たった一人の課題を解決し、お金を払ってもらえるかが大切になってきます。
参考 成長率の罠にハマるな。SaaS経営者が考えるべき戦略と戦術 Fond・福山太郎さんALL STAR SAAS FUND BLOG複数人へのインタビューから課題をあぶりだす
友人や家族の悩みが見つからない場合は、複数の人にインタビューをして課題を見つけることも有効です。インタビューをする際には業界や職種を絞ってインタビューをし、課題のすべてをスプレッドシートなどに記載して、同じ悩みが別の人から聞けたときはカウントアップで、どの課題が最も多かったかアプローチしていく。
参考 顧客のBurning needsを解決するAutify CEOのブログまとめ
1,000人が使うサービスを考える前に、一人の誰かに何をどのように解決するか決める。
目の前のユーザーとの会話を最大化させよう!
- たった一人の課題を解決することでストーリーが生まれる
- 頻度が多く、お金を払ってでも解決したい課題とはを考える
愛されるサービスと好かれるだけのサービスは紙一重
ユーザーの課題ヒアリングはシートでカウントアップして課題の多い内容をあぶりだす