こんにちは、インキュベーター青林です。
このブログでは、起業と事業立ち上げを行ってわかった7年間のノウハウを紹介していきます。
今回の話は
『バイラル係数』
について紹介します。
- ユーザーが自らプロダクトをおすすめする率を知るため
- 広告費をかけない自然な成長ができるか知るため
- バイラル係数を知り改善に活かすため
プロダクトを世の中に出し、利用してくれたユーザーが自ら広めてくれたら広告費をかけずに成長できる。それはすばらしいということです。
計算式は下記になります。
バイラル係数 (k) = 1ユーザーあたりの平均招待数 × 招待の成約率
例えば、あるクローズドなサービスでユーザーを2人まで招待できて、平均1.5人が招待され、招待者の登録率が60%の場合のバイラル係数は
k = 1.5 × 0.6 = 0.9
となる。
以下は仮にバイラル期間を1週間とすると、
毎週100ユーザーずつ増加しているサービスで、ユーザーの50%が1人ずつ友人を招待したら、翌週のユーザー増加数は50ユーザーになっているので、
バイラル係数 (k) = 50 / 100 = 0.5
と考えることもできます。
つまりn期間後のユーザー数を数式にすると、下記になります。
ユーザー総数 = 初期ユーザー数 × Σk^n
もくじ
バイラル係数0.5は半分のユーザーが友人を招待してくれる
10週目まで計算すると、
週あたりのユーザー総数は
10週目で80%増になります。
バイラル係数0, 0.5, 1で毎週100ユーザーずつ増加するサービスがあった場合、10週目のユーザー総数は上記のグラフとなります。
バイラル係数2で9週目に10万ユーザー到達
10万ユーザー獲得までに、下記の週かかることがわかります。
- k = 1 : 44週目(10ヶ月)
- k = 1.5 : 13週目
- k = 2 : 9週目
Clubhouseの2人まで友人を招待できる破壊力
ここまで読むと、2021年1月時点の日本で流行っているClubhouseが友人を2人まで招待できる仕組み(バイラル係数k = 2)&クローズドなサービス設計で広告費をかけずに成長した仕組みのすごさがわかると思います。
10週目で広告費使わずに、20万ユーザーまで広がります。
最後に
今回のバイラル係数で利用したスプレッドシートを読者の向けに開放します。
新規事業やスタートアップのPMF達成に向けて活用してください。
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