今回の話は
『アマゾン(Amazon)の新規事業立ち上げからの学び』
について紹介します。
- 新規事業アイデアはプレスリリースから考える
- 想定するユーザーの声、FAQを事前作成する
- 主体性と自立性
KARTE CX Conference 2021でアマゾンジャパンのスタートアップ事業開発部の畑さんが発表されていた内容です。
もくじ
1.新規事業アイデアはプレスリリースから考える
一般的なサービスリリースの流れでは、プロダクトができあがってからPRを作成すると思います。
Amazonは流れが違い、初期からPRを作成してPRを元にアイデアのブラッシュアップを実施していきます。
プロダクトより前にユーザーの目に触れるPRの作り込みから愛されるサービスになるのかどうかジャッジしています。
【新規事業の実践論】新規事業が思いつかない!新人新規事業担当者におすすめのアイデアの考え方2.想定するユーザーの声、FAQを事前作成する
プロダクト開発は時間の経過と共にプロダクトオーナーの視点が多くなる。
初期ユーザーの視点に立ったユーザーが喜ぶ声、ユーザーが疑問に思いそうなFAQを初期のPR作成で明記する。
そうすることでユーザー視点に立った愛されるプロダクトを作れる確率が上がる。
お客様は誰ですか?
お客様が抱える課題や新しい可能性は?
お客様に提供できる価値は明確でわかりやすいですか?
お客様のニーズやウォンツをどのように知りましたか?
お客様はどのように変わりますか?
3.主体性と自立性
- 新規事業立ち上げ時のチーム構成はピザ2枚を食べられる人数 = 8人以下
- “何を作るか”から実行まですべての権限を持つ
この2つは社内新規事業立ち上げ時の成功確率を高める上でたどり着いたメカニズム(仕組み)のようです。
初期の立ち上げの最小構成は2人(起業家, エンジニア)ですが、Maxは8人としているのはそれ以上にすると情報の共有スピードが落ち、主体性が下がるのでしょう。
また、作るものから実行まで権限を現場に付与することは大事です。サービスを利用するのはユーザーであり、上司ではないからです。
最後に
- 新規事業アイデアはプレスリリースから考える
- 想定するユーザーの声、FAQを事前作成する
- 主体性と自立性
もしAmazonが、より大きな失敗をしていなければ、それは長期的には危険な兆候です
Jeff Bezos
自社が自分個人が大きな失敗ができているか、自問して終わりたいと思います。
KARTEのみなさん、アマゾンジャパンの畑さんに感謝。