こんにちは、旅するインキュベーター青林です。
今日は新規事業立ち上げ時に、検証のための
『アウトプット成果物イメージと目安となる予算』
についてお話します。
どの段階で何を作成して、いくらくらい開発費を使うかの目安のイメージです。
もくじ
アイデア検証まではスクラッチで開発しない
はじめて起業したときは、アイデアからすぐに開発者を探し開発の予算の交渉などを行っていました。
しかし、今考えるととても危険な行為をしていたなと思います。
アイデア段階でユーザーがお金を払ってくれるサービスなのかわからない状況で投資をして事業の開発を進めようとしていたからです。
今から新規事業を立ち上げるなら、開発をすぐに進めず、無料のツールや月額で利用できるSaaSサービスを活用してプロダクトイメージ(モック)を作成し、検証してユーザーがお金を払うと確信できてから開発費を払って投資を行います。
動くモックの作成はツールを活用する
画面イメージを作成するようなサービスが存在していなかったときは、ペーパープロタイプといって紙に画面イメージを手書きして検証に活用していました。
画面イメージなどを作成するデザインツール(FigmaやAdobe XD, Sketchなど)が世の中に出てきたことで、紙よりも実際のプロダクトイメージで仮説検証ができるようになりました。
参考 Sketchデジタルデザインツール参考 Adobe XDUI/UXデザインツール
参考 Figmaチームデザインツール
画面イメージを作成したら、Prottなどを活用して画面同士をリンクで繋げることができます。ここまでできれば、実際のサービスを触っている環境に近い状態でユーザーニーズ検証が行えます。
参考 Prottプロトタイピングツール- 自分で実施:1 – 5万円前後
- 外部に依頼:300万円前後
検証ツールとしてのSaaSサービス活用
最後は、プロトタイピングツールがパッケージサービスとして月額定額で利用できるSaaSサービスに進化しました。
- ビジネスプラットフォームを選択
- Webサイト用素材準備
- マッチングさせたいモノや人の情報手配
- 新規事業サービスの利用開始
- SaaS活用:年間100万円前後
- スクラッチ開発:年間1,000万円前後
まとめ
アイデア検証が終わるまではMVPで進め、
プロトタイプの質にこだわって検証精度を高めよう!
- 検証スピードは早くなり、予算消化は控えめ
- ツールの活用で実際のサービスに近い状態で検証できる
ツールの活用は学習コストあり
新規事業検証用SaaSサービスの活用で学習コストを最小化して進められる